遊びの広がり「ウォータースライダーごっこ」

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水遊びを思う存分楽しんだ後半ぐらいに、一人の子が「あっ、おれ、いいこと考えた。」と言って、バケツに汲んできた水を、滑り台の上から流し始めました。

 

その後、すばやく水と一緒に滑り台をすべりますが、水の速さには追い付きません。

さて、どうするだろうかと見守っていると、「おーい、だれか一緒にウォータースライダーごっこしよう。」と友だちを誘います。お互いに交代で水を流しあいながら、滑ることを思いついたようです。

 

すると今度は、「もっと、たくさん水を流そう!!」と言いながら、たらいにたっぷり水を入れ、「誰か手伝って~。」と助っ人を呼び、こぼさないように協力しながら、滑り台の上まで運んでいきました。

 

 

その後彼は、「自分がたらいに乗ったまますべりたい。」と思ったらしく、たらいの幅や水の流し方などを試行錯誤しておりました。でも、どうやらこの作戦はうまくいかなかったようです。

 

そうこうしている間にまた他の子が、「もっと、もっと、たくさん水を流そう!!」と言いながら、さらに大きなたらいを引っ張ってきて、水をたくさん溜め、運び始めます。ところが、今度はとても重たいらしく、なかなかうまく運ぶことができません。しかも、滑り台の入り口は、たらいの幅より狭くて、うまく通らないようです。「もっと、ななめにしたら~。」「でも、みずがこぼれるよ~。」とここでも、試行錯誤しています。この時点で、たらいの中の水は、かなり減っていました。それでもなんとか上にあげようと頑張る二人です…。

 

 

 

大きなたらいに残っていた水はほんの少しでしたが、それでも、友達と一緒に知恵や力を合わせ、一つのことをやり遂げた達成感は、子どもたちの満足気な表情を見ることで十分に伝わってきました。

ほんの数分間ではありましたが、一人の子どもの思いついた遊びから様々な思いやドラマが生まれ、その中でたくさんのことを学んでいったようです。

今日も、たくさん遊んで、たくさん笑って、たくさん考えて… 豊かなめぐみの時間を過ごせたことに感謝です!!

 

最後に私も、先生と一緒にウォータースライダーの醍醐味を楽しみました!!

 

 

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